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[大桃美代子さん]48歳で「えっ、白内障と緑内障?」…失明の不安 手術へ [大桃美代子 48歳で「えっ、白内障と緑内障?」]

[大桃美代子さん]48歳で
「えっ、白内障と緑内障?」
失明の不安 手術へ












大桃美代子.GIF
写真・奥西義和











一病息災

テレビのバラエティーや
情報番組などでお茶の間の
人気者になった。

好奇心が持ち味。

新潟県の出身で食や農業に
関心が高く、自ら無農薬米作りに
取り組んでいる。

また、韓流ドラマの
宣伝番組出演がきっかけで、
語学留学もしたほどの韓国通だ。

元気に活動していた2013年2月、
目のかゆみを感じた。

目やにのようなものが出ていたので、
綿棒で取ろうとするとビューッと
伸びて取れない。

目やにではない。

「花粉症とかアレルギーかな」と
心配して、眼科を受診した。

視力や眼底、眼圧、視野などの
検査を受けて、医師の診断を聞いた。

「アレルギーではなく、
白内障が進んでいます。

それに緑内障です。
目から出てきたのは粘膜ですが、
それは問題ありません」

「えっ」と言葉を失った。

「白内障はお年寄りの病気でしょ、
それに緑内障って失明の危険が……」

 白内障は目のレンズの役割をする
水晶体が白濁する病気で、
多くは加齢に伴って起こるが、
若くして発症する場合もある。

緑内障は、視神経に障害が起こり、
視野欠損や失明の原因になる。

「白内障は様子を見ましょう。
緑内障は進行性の病気ですが、
いい点眼薬があるので、
それで管理していきましょう。
心配いりませんよ」と
医師に言われた。

この時、48歳。
「なんでこうなっちゃったん
だろう……」。

失明の不安もあって落ち込んだ。


人工眼内レンズに取り換える手術









大桃美代子-.GIF
写真・奥西義和











2013年、48歳の時に白内障と
診断されて驚いたが、
思い当たる症状もあった。

視野がぼやっとするので、
眼鏡を洗ってかけ直してみるが
変わらない。

「視力が低下したのかなぁ。
眼鏡の度を調整しよう」と
思っていた。

同時に緑内障と診断され、
3、4か月に1度眼科に通い、
緑内障の点眼薬を
使うようになった。

それから1年あまりすると、
昼間、光が乱反射して
まぶしく感じるようになった。

困ったのは台本など手元の文字が
読みにくいことだ。

鏡を見ると、右目の真ん中が
白く曇っている。

老人性の白内障は周囲から
白くなるが、若年性は
中央からかすんでくることが
多いという。

仕事に差し支えるので、
14年6月、白濁した右目の水晶体を
人工の眼内レンズに取り換える
手術を受けた。

水晶体は対象の距離に合わせて
膨らんだり薄くなったりして
ピントを合わせる。

一方、人工レンズの焦点は固定で、
焦点が一つの単焦点と遠近に合う
多焦点レンズがある。

「多焦点は遠くも近くも見えるけど、
その間の見たい所が
見えづらいことがある」と
説明を受けて、単焦点レンズを選んだ。

手術では、目の水晶体を超音波で
砕いて吸い出し、眼内レンズを入れる。

10分ほどで終わり、日帰りだった。

「レンズを入れたら驚くくらい
はっきり見えました。
明るさが違いますね」


ヨガで気持ち前向きに









大桃美代子-2.GIF
写真・奥西義和












2014年6月に右目に白内障の手術を
受けた。

レンズは焦点距離を希望で選ぶが、
「裸眼で本が読めるように」と
考えて、焦点が近くに合う
ものにした。

テレビ出演の時はもう少し先が
見えるようにコンタクトレンズを
使っている。

白内障の不都合は手術で解消したが、
気になるのは緑内障。

眼球内の水分が増えて眼圧が上がり、
視神経を圧迫する場合と、
眼圧は正常でも視神経に
異常が出る場合がある。

自分は後者の正常眼圧緑内障だった。

白内障の手術を受けたころ、
セカンドオピニオンで別の医師に
緑内障を診てもらうと、
「落ち着いている」と言われ、
ほっと安心。

医師の同意を得て点眼薬をやめた。

この薬は、目の周りなどに
色素沈着の副作用が出ることが
あるというので気になっていた。

手術の後、
「少しは運動を」とヨガを始めた。

それまで運動が続いたことは
なかったが、ヨガは身についた。

「体が軽くなって楽になりますね。
目のことで落ち込んでいたけど、
気持ちが前向きになりました」

自称「健康オタク」。

自分で作った無農薬米を玄米で食べ、
野菜は1日350グラムの摂取を
心がける。

青汁は何年も続け、
肌のためにいいという
健康食品も欠かさない。

失明の原因になる加齢黄斑変性症の
予防にもなると、医師に勧められ、
サプリメントのルテインも
習慣になった。


星がきれいに見える幸せ










大桃美代子-3.GIF
写真・奥西義和










白内障と緑内障の診断を受けてから
6年余り。

眼科の定期受診は欠かさず、
幸い、いずれの病状も特に
変わりはない。

今は注意をしながらも、
目のことで過剰な心配を
せず過ごしているが、
診断当初は落ち込んだ。

「私の目にきれいなものや
美しいものをもっと見せたい。

もし、目が見えなくなった時に
思い出せるように」。

そんなことも考えた。

あの頃は軽いうつだったと思う。

大丈夫だと思ってはいても、
不安に心は揺れた。

そんな時、医師の言葉が
胸に響いた。

「目って精神的なことも
左右するから、おおらかに
していてくださいね。

定期検査は必要ですが、
心配し過ぎてはいけません」。


自身のブログには、
「眼圧が高くて緑内障が心配」と
言った声も届く。

「不安は私もわかるけど、
お母さんが暗いと
お子さんに影響するから、
明るくいきましょう」と
自分に言い聞かせるように
返信する。

もともと前向きに考えるのが
信条で、
「やってみたいことは
ためらわずにやる」と
思っている。

昨年はフィリピンのセブ島に
英語留学をした。

いくつかの町で観光大使を
務める韓国に毎月のように
出かける。

そして目の病気を経験したから
こそ思う。

「今日も星がきれいに
見えるねっていうありがたさを、
より深く味わいたいですね」

 (文・渡辺勝敏)



読売新聞(ヨミドクター)1/12(日) 7:11配信


最終更新:1/12(日) 7:11



https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200112-00010000-yomidr-ent&p=1
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200112-00010000-yomidr-ent&p=2
















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