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浜辺美波 元タカラジェンヌ恩師語る片道5時間の下積み時代 [浜辺美波 元タカラジェンヌ恩師語る]

浜辺美波 元タカラジェンヌ恩師語る
片道5時間の下積み時代


浜辺美波 元タカラジェンヌ恩師語る.GIF
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「歌も踊りも初めてで、まだ真っ白な
感じのする普通の小学5年生でした。

ただ、何かをつかもうとする気持ちが強く、
容姿のかわいさよりも芯の強さが印象に
残っています。

特別扱いはしませんでしたが、
目の奥がほかの子と違って
何か持っていると感じていました」


教え子・浜辺美波(20)との
出会いを語るのは同じ
石川県出身の元タカラジェンヌ
泉つかささんだ。

’81年に宝塚歌劇団67期生として入団。

黒木瞳(60)や真矢ミキ(57)と同期。

泉さんは男役として17年間、
オスカルの上官・ブイエ将軍や
弁慶など数々の大役を演じ
結婚を機に退団した。

現在は、歌手や俳優を目指す少女たちを
指導していて、浜辺にとっては
故郷の“恩師”に当たる。

浜辺は3月にフォトエッセイ
『夢追い日記』(北國新聞社)を出版。

地元『北國こども新聞』での
8年間の連載をまとめたもので、
現在入手困難な人気ぶりだ。

浜辺は10歳で、
「東宝シンデレラ」
オーディションの
ニュージェネレーション賞を
受賞し、芸能界デビュー。


同オーディションではその年、
同じく当時10歳の上白石萌歌(21)が
グランプリを、姉の萌音(23)が
審査員特別賞を受賞した
激戦の年だった。

「全てが初めての経験で
戸惑うことも多かったでしょう。

東京でたくさんの刺激を
受けたことと思います。

自分の課題を一つ一つ
レッスンの中で乗り越えたことが
今につながったのではないでしょうか」


■平日は小学生、土日は女優…
片道5時間の下積み時代

そんな浜辺は、レッスンでは
常に全力だった。

「早口言葉を1つ考えてくるという
課題を出すと、ほとんどの子は
『カエルぴょこぴょこ』など
誰もが耳にしたものを
選んできます。

でも、美波ちゃんは、
プロを目指す人が滑舌練習で
行うような、長くて複雑な
早口言葉を用意してきたので
驚きました」

デビュー後は、東京と石川を
行き来する多忙な生活だった。

「平日はしっかり小学生として学び、
土日は東京でドラマや撮影の仕事。

北陸新幹線がない時代なので
電車なら片道約5時間です。

疲れてフラフラでも、
自分の選んだ道だと
頑張っていました。

レッスンにはいつも
ご家族全員でお迎えに
いらしている姿を拝見し、
ご家族の支えは大きかったのではと
感じていました」

そんな浜辺が憧れるのは
意外にも銀幕の女優・原節子だという。

古きよきを尊ぶ感覚には、
“宝塚の精神”も影響を
与えたはずだ。

「私は自分が美波ちゃんを
育てたとか恩師だとは思っていません。
私が教えられるのは、宝塚で培った
『清く 正しく 美しく』の心です。

自分に正直になって稽古を積めば
舞台は裏切りません。

堂々と舞台に立つには
人一倍の努力が必要でした。

美波ちゃんも、
習い事感覚ではなく、
毎回課題を見つけ、
全てを次につなげようと
していました。

当時は、そんな美波ちゃんが、
宝塚時代の自分と重なって
見えました」

故郷で出会った恩師の教えは、
今も生かされているに違いない。



浜辺美波 元タカラジェンヌ恩師語る-1.GIF
貴重なデビュー初期の浜辺



「女性自身」2021年4月27日号 掲載


女性自身 4/16(金) 6:17配信

最終更新:4/16(金) 15:20

https://news.yahoo.co.jp/articles/aa889810b1ac64c7d5c5f0fe33994b79b85f10e4












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