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「親父」柳葉敏郎 秋田で生きる 還暦迎えた“ギバちゃん”愛する家族と故郷で「そばにいる」 [「親父」柳葉敏郎 秋田で生きる]

「親父」柳葉敏郎 秋田で生きる 
還暦迎えた“ギバちゃん
”愛する家族と故郷で「そばにいる」



「親父」柳葉敏郎 秋田で生きる.GIF
さまざまな役柄への挑戦に意欲的な柳葉敏郎
(撮影・光山 貴大)(スポーツニッポン新聞社)


俳優の柳葉敏郎(60)の原動力は、
愛する家族であり故郷の秋田だ。

「東京に骨を埋めるつもりはなかった」
と地元に居を構えて16年。

家族や地域とのふれあいを
大切にしながら、東京など
仕事先と行き来する日々。

「もう還暦を過ぎているので」と
謙遜しつつも精力的に活動する
独自のスタイルを確立している。
(鈴木 元)


役者を目指す決意をした時、
背中を押してくれたのは
祖母だった。

だが、いざ上京する日に
辛口のエールを送られる。

「“この敷居をまたいで
一回外に出るからには、
どうなったら戻ってこられるか
分かっているだろうな”という、
とてつもない言葉をもらいました。

自分で決めたことだから
責任を持ってやっていけということで、
その言葉のおかげでやって
こられたのかな」


約4年後の83年、
「劇男一世風靡」を結成し、
「一世風靡セピア」で
歌手デビュー。

同時期にフジテレビ
「欽ドン!良い子悪い子普通の子
おまけの子」でレギュラーを獲得。

全国区の人気を得て故郷に
錦を飾ったが、役者ではないという
意識は常にあった。

「一方はお笑い、
一方はシビアでクールという
両翼のバランスを取って
飛行できたありがたい経験でした。

萩本欽一さんという全国津々浦々に
響き渡っているお名前ですから、
ばあちゃんも楽しんでくれて
コンサートにも来てくれたけれど、
役者で飯を食いたい、
家族に安心してもらいたいという
思いでした」

エンドロールに初めて単独で
クレジットされた85年の
フジテレビ「のぶ子マイウェイ」で
「役者として認めてもらったという
感覚があった」という。

その後、トレンディードラマブームの
一翼を担い、97年「踊る大捜査線」の
室井慎次役と出合う。

ドラマ、映画と15年続く人気シリーズと
なり主演映画も製作される代表作となるが、
役の幅を広げたいという思いもあり、
初期の段階で殉職を願い出たことも
あった。

「それをプロデューサーと
脚本家が面白がっちゃって、
本来描こうとしていたものではない
室井が生まれちゃったらしいんです。

結局それが功を奏しましたが、
室井が思ったり感じたりすることは
意外と的を射ていて、自分の考えに
近いかもしれない。

だから室井をやることで
柳葉敏郎という人間を育てて
もらったところはあります」

その間、長女の小学校入学を
機に秋田にUターン。

08年には長男も生まれた。

「人間関係や社会環境も含めて、
ピュアな気持ちを持って生きて
いける人になってほしいという
思いがありました。

今年の冬は雪が凄かったけれど、
それも雪は奇麗だけれど
厳しいんだぞということを
経験して大きくなってほしかった。

雪下ろしも手伝ってくれますし、
いろいろなものにつなげて
いけているんじゃないかと思います」

野球をしている長男は中学生になり、
「最近球が速くなっちゃって、
それを感じるのも幸せでね」と
相好を崩す。

「ゲームつながりというのもあって、
『あつまれ どうぶつの森』なんか
最高ですよ。

かみさんと3人で毎日やっていますから。

あれはいいコミュニケーションが
取れます」

還暦を迎えたが、
まだまだ父親としての
使命感がある。

「息子が社会人になるまでは
しっかり見届けてやらなければいけない。

僕は小学校3年生の時に親父を
亡くしているので、親父に
してもらいたかったことを
子供たちにしてあげたい。

それは僕にとってはそばに
いてあげることなんです」

そのために仕事への意欲も
衰え知らず。

トレンディードラマをけん引した
陣内孝則(62)ら旧知の仲間たちと、
時間をおいて共演することも
楽しみの一つだ。

「離れていた時間の中でどう
過ごして何を感じて、
そして再会した時にぶつかり合える。

そのためにやっていると言っても
過言ではないかもしれない。

そういった素直な気持ちで言葉を
交わせる人たちとこれからも
会っていきたいですね」


熱っぽく語る目がさらに輝きを増した。


《吉永小百合と16年ぶり共演》

柳葉が出演する映画「いのちの停車場」が
5月21日に公開される。

終末期医療の在り方を問う人間ドラマで、
末期のすい臓がんを患い在宅で死を
迎える元官僚という役どころ。

「数シーンですが、
心の動きで男の生きざまを
表現させてもらえました。

凄く純粋な優しい気持ちになって
逝けた気がします」と満足げに振り返る。

16年ぶりの共演だった主演の
吉永小百合(76)ら周囲の存在も
大きかったといい
「結局は吉永さんのあったかい何かに
包まれて終わっちゃっていましたね」
と感謝した。


◆柳葉 敏郎(やなぎば・としろう)
1961年(昭36)1月3日生まれ、
秋田県出身の60歳。

「劇男一世風靡」のメンバーとして
路上パフォーマンスを繰り広げ話題に。

86年「南へ走れ、海の道を!」で
映画デビューし、日本アカデミー賞
新人俳優賞を受賞。

90年「さらば愛しのやくざ」で
ブルーリボン賞助演男優賞を獲得。

地元・秋田の男鹿のなまはげを
テーマにした20年
「泣く子はいねぇが」では、
なまはげ存続の会会長を演じた。




スポニチアネックス 4/18(日) 5:30配信

最終更新:4/18(日) 7:57


https://news.yahoo.co.jp/articles/c87ee34ff33e77b420ae4a53e388197830e3ef0d














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