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米倉涼子 生きていくことは挑戦だ [米倉涼子 生きていくことは挑戦だ]

米倉涼子 
生きていくことは挑戦だ



米倉涼子 生きていくことは挑戦だ.GIF
「私は今、人生初の社会勉強を
しているという感じなのです。
何もかもが新鮮で刺激的。
どんな未来が待ち受けているのか、
ワクワクしています。」(婦人公論.jp)



現在発売中の『婦人公論』
11月10日号の表紙は女優の
米倉涼子さんです。

4月に個人事務所を立ち上げ、
「自由」の重みを感じていると
いいう米倉さん。

個人事務所の名前の由来となったのは
――発売中の『婦人公論』から、
インタビューを掲載します。
(構成=丸山あかね)


* * * * * * *

◆人生初の社会勉強をしています

27年間在籍した事務所を離れ、
4月に個人事務所を立ち上げました。

新型コロナウイルスの影響で
出鼻を挫かれた感もありますが、
私にとって自粛期間は、
自分が何をしたいのか、
そして何ができるのかに
ついてじっくりと考えるための
かけがえのない時間となりました。

これからは自ら会社を
運営していかなければいけません。

人事も人任せにはできないし、
スタッフのお給料や事務所の
家賃、経費のことも
考えなくては。

何より自分で物事を
決めていくことが求められます。

裏を返せば、自分のやりたい
仕事を自由に選ぶことが
できるようになったわけですが、

この「自由」というのが
くせ者なんですよねぇ。

必ず「責任」がセットに
なっているのですから。

私は今、人生初の社会勉強を
しているという感じなのです。

何もかもが新鮮で刺激的。

どんな未来が待ち受けているのか、
ワクワクしています。


父が残してくれた家族の絆



米倉涼子 生きていくことは挑戦だ-1.GIF
婦人公論.jp(婦人公論.jp)



個人事務所の名前は
「Desafio(デサフィオ)」。

スペイン語で「挑戦する」と
いう意味です。

もちろん独立したことも
大きな挑戦でした。

2年くらい前までは考えたことも
なかったのに、人生って
どうなるのかわからない
ものだなって思います。

コロナだって、
こんな大変なことになるとは
誰も想像していなかった。

でも、本当は何が起きても
不思議ではないんですよ、きっと。

だから、生きていくうえで
大切なのは柔軟性かなって
思います。

こうでなくちゃダメだ
という思い込みを捨てて、
状況に合わせてやり方を
変えていく臨機応変な
対応力を武器に、
新たな人生を開拓していきたい。

つまり生きていくこと
自体が挑戦だということ
ですよね。

私の場合、目の前に立ちはだかる
山は高いほうが燃えるタイプ
ではあるのですが……。

本来は怠けもので、
できることなら苦しいことは
避けて、旅行をしたり、
友達とご飯を食べに
いったりしながら
快楽的に暮らしていたい
ほうなのです。

それなのになぜ、
高い山を見て武者震いするのか? 
と考えてみたところ、
私の中の負けず嫌いの血
が騒ぐのだと思い至りました。

5歳から15年間続けていた
クラシックバレエの世界では、
トップを取るためにライバルたちと
火花を散らすのが当たり前でした。

そういう環境の中で、
何かを掴むためには人一倍
頑張らないといけないという
考えが染みついたというか、

知らず知らずのうちに
メンタルも鍛えられていたのだと
思います。

バレエ教室に通わせてくれた
両親に感謝です。

普通のサラリーマン家庭で、
レッスン料を払い続けるのは
大変だったはずなのに……。

親には頭が上がりません。

と言いつつ、70歳になる
母とはいまだに顔を合わせれば
喧嘩になることも多くて。
4歳下の弟は私と正反対の
しっかり者で、彼が加わって
3人で調和が保たれるという
感じです。

うちの家族はそれぞれ
マイペースで、そんなに頻繁に
連絡を取り合うことはないも
のの、そのつかず離れずの
距離感が心地よい。

そう思って安心していられるのは、
深いところで繋がっているから
かもしれません。

父は47歳でがんを患い、
10年間の闘病生活を経て
他界したのですが、
母と私と弟は一致団結して
父の介護生活を乗り越えた、
いわば同志。

父の死から15年を経た今、
父は家族の絆という
宝物を私たちに残して
くれたのだな、と
つくづく感謝しています。

母は、父の介護を経験して
思うところがあったのでしょう。

エンディングノートを
書いているようです。

私や弟のお荷物になりたく
ないなんて言っています。

そして新しい趣味を持つと
宣言して、タップダンスを
始めたり、フルートを
習ったり……。

どうやら私の挑戦気質は母ゆずり。

年々、母に似てきたなあと
思うことが増えてきましたね。

母が電話で誰かと話しているのを
見て思ったんです。

このうるさい感じ、
遺伝だったのかって。(笑)


◆自分が何者なのかを見つめ直す

気づけば私も45歳。

あと2年で父が病を得た
年齢になるのかと思うと
ちょっと怖い。

私自身は、2018年に
低髄液圧症候群を患いました。

ふらつきや吐き気など、
次々と不快な症状に
襲われるようになったのですが、

はじめは原因がわからなくて
つらかった。

脳の髄液が漏れ出して
いるというのは、
たまたま受けた脳ドックで
判明したんです。

ほぼ完治したとはいえ、
今後は健康管理を
強化していきたいと
思っています。

若い頃と比べ、
気をつけなくてはならないことが
増えて面倒臭いですよね。

スキンケアやヘアケアも
しっかりしなくてはいけないし。

食事制限はしていませんが、
体形を維持するために
ジムで体を動かしたり、
ダンスのレッスンを
受けたりしていて、
週に2日くらいは筋肉痛です。

もしかして、物忘れが
増えている!? 
と思うこともあって。

ステイホーム中にある映画を
観てとても感動したのですが、
最後の最後のシーンで、

「私、このオチ知ってる!」って。

同じ作品を何度も新鮮に
楽しめるという点においては、
歳をとるのも悪くないと
言えそうです。(笑)

今後の心配は更年期でしょうか。

私はただでさえ機嫌が顔に
出やすいので、イライラしたり、
キーキーしたりしないように
気をつけなくてはいけないなと
思っているのですけれど……。

更年期に限らず、誰だって常に
ご機嫌でいるなんてありえなく
ないですか? 

嫌なことがあった時、
私はストレスの原因に
向き合うよりも、
忙しく働いて不愉快なことを
あまり考えすぎないよう
心掛けてきました。

思えばずっと前だけを見て
走ってきたような気がします。

自分の姿さえ、じっくり
見ることはなかったかも
しれません。

実際、鏡を見るのも好きでは
なかったのですが、
今は自分が何者なのかを
見つめ直すことも大切だと
思っています。

これからは、あまり詰め込みすぎず、
マイペースに歩いていきたいですね。


米倉涼子 生きていくことは挑戦だ-2.GIF
米倉さん直筆の言葉



(構成=丸山あかね)

米倉涼子



婦人公論.jp 11/3(火) 12:01配信

最終更新:11/3(火) 14:31


https://news.yahoo.co.jp/articles/ca14ea1b2ae4e7676bbb8ccff11e717c5c9d5610?page=1
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca14ea1b2ae4e7676bbb8ccff11e717c5c9d5610?page=2













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