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仲里依紗がドラマで見せる“2つの顔” 『エール』は喫茶店の奥様、『美食探偵』では殺人鬼に [仲里依紗がドラマで見せる“2つの顔”]

仲里依紗がドラマで見せる“2つの顔” 
『エール』は喫茶店の奥様
『美食探偵』では殺人鬼に





仲里依紗がドラマで見せる“2つの顔”.GIF
連続テレビ小説『エール』(写真提供=NHK)






『美食探偵 明智五郎』
(日本テレビ系)で
驚異の殺人鬼を演じながら、
NHK連続テレビ小説『エール』では
喫茶店の奥様と2つの顔を見せる
仲里依紗。

常にその演技力の高さが評価され、
最近はYouTuberとしてもブレイクするなど、
多彩な才能を発揮している。


『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』
(日本テレビ系)の女子生徒役で
ドラマデビューを果たし、
『ハチワンダイバー』
(フジテレビ系)では
コスプレ姿の女真剣師や、
声優を務めた劇場アニメ
『時をかける少女』の真琴役、

2010年実写版『時をかける少女』の
芳山あかり役など、かつては
等身大で明るいイメージの役で
主演を演じることが多かったが、

2010年の映画
『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』の
ゼブラクイーン役で、セクシーな黒の
ボンデージファッションを身に纏い、
全てを悪に染める狂気の演技で
女優として一目置かれて以来、
“怖い女”の役がハマる
女優としてのイメージが定着。

特に、一見普通で地味な人が
精神的に追い込まれたり、
逆に追い込んだり、
極限状態に陥ったときの
演技は、今の女優界では
トップクラス。

2017年の
『あなたのことはそれほど』
(TBS系)での浮気される妻役では、
じわじわと夫を追い詰めていく
怖さがリアル過ぎると話題を呼んだ。

いつかピンとはった糸がキレそうな
緊張感を醸しだし、豹変する怖さを
演じるのが実に巧い役者だ。


今回の『美食探偵』について仲は、
「最近は、明るい役が多かったので、
久しぶりに地味な役をいただいたかな
と思ったら、すごいことを
やってしまう人でした」
(参考:仲里依紗、中村倫也主演
ドラマ『美食探偵』出演 
小池栄子の指示で夫の
“解体”を試みる主婦に)と
言うように、自分が狂気に
追い込まれていく怖さを
見事に演じている。


第4話に登場した、
マザコン夫を持つ妻・みどりは、
愛する夫のために心を込めて
料理を作ろうと、期待を膨らませる
心優しい妻という役。

しかし、現実は姑から届く煮物などの
おふくろの味詰め合わせが冷蔵庫を
占拠する日々で、自分の料理が作れず、
夫への我慢が限界に達したみどりは、
マリア(小池栄子)に相談し、
殺人に手を染める。



仲里依紗がドラマで見せる“2つの顔”-1.GIF





精神状態が極限にまで追い込まれ
正気を失くした表情、

そして悲しみから殺意の衝動に
駆られる演技は仲の得意とするところで、
その狂気の目覚めは多くの女性が
共感できるもの。

しかし、ここからが地上波ドラマでは
前代未聞だろう。

物語の前半を夫の解体作業に費やすのだ。

最初は恐怖に慄くも、
だんだんと慣れて、
料理をするのに肉を切るような
感覚で麻痺していき、
最後はラップに包んで
冷蔵庫に詰めていく。

いつもは豹変し相手を追い込む
怖さというものが仲の得意な
イメージだが、もう引き返せない
罪悪感に怯える恐怖、
そこから感覚が麻痺していく姿は、
まさにその究極とも言える演技。

とにかく哀しくて切ない。

物語では最後、マンションの
ダストシュートに身を投じたが、
あれは粉砕型なのか、
それとも逃走したのか、
気になるところだ。


『エール』で見せる
“仲里依紗劇場”が話題に

一方『エール』では、
喫茶バンブーで夫の梶取保(野間口徹)と
働く店主・梶取恵役を演じている。

主人公である、古山裕一(窪田正孝)と
音(二階堂ふみ)に店の裏に物件を
紹介し、2人が何かと相談や作業に
使う場所として、喫茶バンブーは
度々登場。

当初は物語の成り行きを
視聴者目線で見るような、
久しぶりに落ち着いた役だと
思われたが、突然語り出す
自分自身の過去の経歴は夫も
知らないことが多いという
謎の女性だ。


回を追う毎にエスカレートしていき、
音が裕一のライバルの話をすると
突如「ライバルか……
最初の旦那もあの子に取られたから
別れたのよね」と語り出したり、
裕一が八丁味噌の愚痴を言ってると
「味噌饅頭を届けにいったな、
網走に。

最後の面会なんて俺のこと
忘れてくれって鉄格子の向こうで
涙してたな」など、
妄想なのか事実なのか、
自分の世界に入り込み、
過去の男について
語り出す恵劇場が始まる。 


仲が
「私の登場シーンは、
少し空気が変わります。

みなさんの癒やしになれたら
いいなと思って演じています」
と言うように
(参考:野田洋次郎、仲里依紗、
三浦貴大、加弥乃、朝ドラ初出演 

『エール』東京編の新キャスト発表)、

夫婦関係が悪くなったり、
作曲がうまくいかずドラマが
息詰まっている状態のときに
“恵劇場”が始まることで、
物語の休憩場所としての期待に
見事に応えている。


喫茶店と言えば、
2008年の主演映画『純喫茶磯辺』の、
ダメ親父を叱りながらも暖かく
見守る高校生の娘であったり、
2013年のドラマ『ラッキーセブン』
(フジテレビ系)では、
大泉洋演じる淳平に
ツッコミを入れまくるなど、
もともと気さくな演技も
得意としている仲。

最近ではYouTubeチャンネル
「仲里依紗です。」で、
スッピンからのガングロコスメや、

「インスタ映えじゃなく、
もっと自分を喋って
表現してみたかった」と
足をおっ広げるなど、
気さくな一面を見せている。

恵役は、そんな素の仲に近い
キャラなのかもしれない。

恵劇場は、
『美食探偵』で見せるような
自分の世界に入り込んだ演技を、

『エール』というコメディタッチの
ドラマの中で見せているとも
言えるだろう。

もし『エール』の中で、
みどり役のように私は過去に
夫を殺したと言っても、

おそらく面白く見えてしまうのでは
ないだろうか。

それができるのは、
やはり今まで様々な役で
培ってきた確かな演技力と、

そこから深読みしてしまう
ミステリアスさが、
仲のイメージにあるからこそ。

突如ミルクセーキの作り方映像が
登場するなど、『美食探偵』同様に
先が読めない展開のキャラと
なっているだけに、
この先も目が離せない。



仲里依紗がドラマで見せる“2つの顔”-2.GIF




本 手


リアルサウンド 5/22(金) 6:01配信

最終更新:5/22(金) 6:01



https://news.yahoo.co.jp/articles/4e23f4d7ae2a9acaf3d0ecae78063f1b9ade445b?page=1
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e23f4d7ae2a9acaf3d0ecae78063f1b9ade445b?page=2












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