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難民支援「はじめは怖かった」 MIYAVIさんが中東で得た気づき [MIYAVIさんが中東で得た気づき]

難民支援「はじめは怖かった」 
MIYAVIさんが中東で得た気づき



MIYAVIさんが中東で得た気づき.GIF
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)親善大使を務める、
アーティストのMIYAVIさん=2019年、北村玲奈撮影(朝日新聞)



アーティストのMIYAVIさんは2017年、
難民の保護や支援に取り組む
「国連難民高等弁務官事務所
(UNHCR)」の親善大使に、
日本人として初めて就任しました。

若い世代を中心に世界的な人気を
誇るミュージシャンが、
なぜ難民支援に取り組むことに
なったのか。

はじめは難民キャンプに行くことが
「怖かった」というMIYAVIさんが、
支援を通じて得た気づきとは――。



MIYAVIさんが難民支援を考えるように
なったきっかけは、映画出演を機に
親交を深めた俳優の
アンジェリーナ・ジョリーさんでした。

UNHCR特使を務めていたジョリーさんと
話すうちに、「世界では、そういうことが
当たり前に起こっているんだ」と知
自分の目で現場を見てみたいと
思うようになったといいます。

15年、中東レバノンの
難民キャンプを個人で訪問しました。

当初は訪問が「怖かった」とMIYAVIさん。

「危険なところから逃げてきた人たちの
すぐ横で、いきなりギターを弾いても
『なんやねん、お前』って話なんですよね」。

食料や医療などと違って人の命を
救えるわけではないのに、自分が支援に
行っても足手まといになるだけでは――。

そんな葛藤を吹き飛ばしたのは、
現地で出会った子どもたちの反応でした。

難民キャンプで子どもたちに
ギターを見せ、演奏すると、
「ビートに合わせて歌って
踊る子どもたちの輝きに、
驚かされました」。

言葉が通じなくても、
ギター一本でキャンプの
人々と一つになる経験をしたことで、
「自分にも、音楽にもやれることが
たくさんあるんじゃないか」と
考えるようになり、本格的に
難民支援活動を始めました。

帰国後、現地のUNHCR職員から
一通のメールを受け取ります。
MIYAVIさんの演奏を聴いた
子どもたちのひとりが
「ロックスターになりたい」という
夢を持つようになったことが
記されていました。

MIYAVIさんは
「そのとき、自分の中で『成功』の
価値観が変わった」といいます。

「音楽の力で、難民と呼ばれる
彼らの笑顔や生きる力、
明るい部分を引き出すこと。

そして、音楽の力を通じて外の世界に
対してもメッセージを届けること。こ

の二つが、僕の親善大使としての
役割だと思っています」

これまで、中東やアフリカ、南米などの
難民キャンプを訪問しました。

今年6月には、ロシアの侵攻を受けて
ウクライナから逃れた人々を受け入れて
いるモルドバにも足を運びました。

MIYAVIさんは、多くの場面で国が
国民を守ってくれる日本の状況が「
世界では当たり前じゃない」と
考えるようになったといいます。

その上で「難民を巡って世界で様々な
問題が起きていることを、
僕らも知るべきだ」と訴えます。

「いつか、『難民』という漢字を
変えたいと思っています。

難民問題は簡単ではないですが、
難民と呼ばれる彼ら自身は決して
難しいわけじゃない。

すごく普通で、リアルで、
僕たちと同じです。『難しい』という
印象なんて、持たなくていいと
思うんです」

(伊藤弘毅)

朝日新聞社


最終更新:8/17(水) 18:46朝日新聞デジタル 8/17(水) 16:00配信


https://news.yahoo.co.jp/articles/c48c18374d82f4a5babf1d2594426e82b0946046























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