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ガンダムを上回る『ザンボット3』の戦争描写が、「23年後」にもたらした衝撃とは [ガンダムを上回る『ザンボット3』の戦争描写]

ガンダムを上回る
『ザンボット3』の戦争描写が、
「23年後」にもたらした衝撃とは

『ザンボット3』の戦争描写.GIF
『無敵超人ザンボット3』 コンプリート
DVD-BOX

『ザンボット3』なくして
「宇宙世紀」は始まらなかった!?


『機動戦士ガンダム』の放送開始
40周年にあたる2019 年は、
例年以上に「ガンダム」の生みの
親・富野由悠季監督が注目を
集めています。

いまや世界中で人気の
「ガンダム」ですが、
その“原型”とも呼べるのが
1977年~78年にテレビ放映された
『無敵超人ザンボット3』
(全23話)です。


巨大ロボットが市街戦を繰り
広げることで街が崩壊し、
避難民が続出。

さらには激しい戦いの中で
メインキャラクターたちが
次々と戦死するという
ハードな内容のSFアニメでした。

『ザンボット3』での
振り切った演出があったからこそ、
その1年後に
『機動戦士ガンダム』が
誕生したといっても
過言ではないでしょう。


主人公は、神勝平(声:大山のぶよ)
という12歳の少年。

勝平をはじめとする神ファミリーは、
謎の宇宙人・ガイゾックによって
母星ビアルを滅ぼされ、
地球へ移住したという設定です。

しかし、地球にまでガイゾックの
魔の手が伸びてきたため、
勝平たちは巨大ロボット
「ザンボット3」に乗り込み、
ガイゾックの放つメカブーストたちと
死闘を繰り広げることになるのです。


富野作品に流れるテーマ性の確立

勝平の声が大山のぶ代だったため、
「えっ、ドラえもんが操縦する
ロボットヒーローものかよ」
という戸惑いがあったのですが、
いま考えると大山のぶよの
ユーモラスさのある声のお陰で、

視聴者は救われた部分も
あるように思えます。

それほどまでに
『ザンボット3』は悲惨さを
極めた物語だったのです。


勝平たち神ファミリーは、
地球を守るためにガイゾックと
戦います。

それなのに、守られている側の
人類はそうは感じていなかったのです。

不良グループのリーダー
・香月(声:古川登志夫)は、
ガイゾックの襲撃によって
家族と生き別れてしまい、
「神ファミリーがいるから、
ガイゾックが襲ってくる」
と逆恨みします。

人と人とは容易には
理解しあうことができない―。

『ザンボット3』で描かれた
このテーマ性は、

『機動戦士ガンダム』

『伝説巨人イデオン』

へと受け継がれていくのです。

『ザンボット3』によって、
富野監督は作家性を
確立したといえるでしょう。


1970年代の地方局だから
許された「人間爆弾」


『ザンボット3』の戦争描写-1.GIF
「ザンボット3」とともに描かれる、
「ザンボエース」「ザンブル」
「ザンベース」と登場者たち。
「無敵超人ザンボット3 Blu-ray BOX」
(ハピネット)より

アニメーション作品としては、
一部に洗練されていないところ
もある『ザンボット3』ですが、

逆に視聴者の脳裏に強烈に
焼き付くことになります。

第16話「人間爆弾の恐怖」から、
壮絶なクライマックスへと
突入していくのです。

ガイゾックに拉致された
避難民たちは手術を受け、

体内に爆弾を埋め込まれて
しまいます。

本人はそのことに気づかずに
町へ戻り、人類側は甚大な
被害を被るのでした。

そして香月の仲間や
勝平の幼なじみの
アキ(声:川島千代子)までも、
人間爆弾の犠牲者となるのです。


1999年に発刊された
『富野由悠季全仕事』
(キネマ旬報)に掲載された
インタビューの中で、

富野監督は『ザンボット3』の
制作局が名古屋テレビ
だったことについて、
こう語っています。

【あれがもしテレビ朝日だったら、
明らかにシナリオの段階でチェック
を受け、プロデューサーが

「お前ら本気か」と
飛んできたでしょう。

地方局の人たちは、
まだ物を作ることに
自分たちがどう関与して
いいのかわからないという
時代でしたので、
誰も何も言わなかったんです】


放送終了から「23年後」の衝撃


人間爆弾という恐ろしい
攻撃を仕掛けてきた
ガイゾックに対し、
神ファミリーは“特攻”で
応戦します。

第21話
「決戦!神ファミリー」では、
神ファミリーの長老・神北兵左衛門
(声:永井一郎)と勝平の
祖母・梅江(声:武知杜代子)が、

そして最終回「燃える宇宙」では
さらなる犠牲者を出すことに
なるのです。

人類を守るために戦い抜いた
勝平たちですが、あまりにも
大き過ぎる代償でした。

『ザンボット3』の最終回から
23年後、私たちはさらなる
衝撃を受けることになります。

人間爆弾はフィクション上のもの、
特攻は太平洋戦争末期に起きた
過去のものという認識で
いた私たちは、

2001年9月11日にハイジャック
された2機の旅客機によって
NYのワールドトレードセンターが
大崩壊していく様子を、
ニュース映像として目撃したのです。

富野監督が描いた世界は、
決して絵空事のものでは
ありませんでした。

アニメーションの世界は
現実世界と地続きであることを、
富野監督は『ザンボット3』の
中ですでに描いていたのです。

長野辰次


『ザンボット3』の戦争描写-2.GIF
「超合金魂GX-84 無敵超人ザンボット3 F.A.」 稼働フィギュア


マグミクス 9/5(木) 19:40配信

最終更新:9/5(木) 22:30


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190905-00010001-magmix-ent&p=1
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