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映画「天気の子」など興収100億円映画が3作も 今年が大豊作だった理由〈週刊朝日〉 [「天気の子」など興収100億円映画が3作]

「天気の子」など興収100億円映画が3作も 
今年が大豊作だった理由〈週刊朝日〉


「天気の子」など興収100億円映画.GIF
公開中の「天気の子」が興収100億円を突破した
新海誠監督(C)朝日新聞社

今、映画館がにぎわっている。

ただの盛況じゃない。

9年ぶりの大盛況である。

映画「天気の子」が
8月21日までに興行収入
100億円を突破した。

新海誠監督は、2016年公開の
前作「君の名は。」に続く
邦画100億円突破となった。


映画ジャーナリストの
大高宏雄さんはこう言う。

「『君の名は。』は、
興収250億円を超えています。

当然、次作としてファンも
期待していましたし、
それにふさわしい(出来栄え)。

私もおもしろく見させて
もらいました。

関心が持てる内容を作ったと
思います」


家出少年の帆高は、東京で
オカルト雑誌のライター職に就く。

雨ばかりの陰鬱な天気が続くなか、
帆高は弟と二人で暮らす
明るい少女・陽菜と出会うが、
彼女はある不思議な力を
持っていた――という
あらすじだ。


前作に引き続き、
若い世代に絶大な人気を
誇るロックバンド・RADWIMPSが
音楽を担当したことも、
好調要因と言えるだろう。


邦画の100億円突破はこれが
10作目。直近10年間で
成し遂げたのは、
「君の名は。」と「風立ちぬ」
(13年、興収120.2億円)
だけだった。

「確実に前作からの流れがあり、
その強さは大きい。

100億円を達成したことで、
前作がいかに強かったかの
逆証明をした、
とも言えるでしょう」
(大高さん)


実はこの興収100億円と
いう大台、年に0~2作と
いう状況がしばらく
続いていたが、
今年は9年ぶりに3作が
並び立つ勢いなのだ。


6月7日公開の「アラジン」が、
8月25日時点ですでに120億円を突破。

さらに、シリーズ9年ぶりの
新作となった
「トイ・ストーリー4」が
同日時点で93億円を突破しており、
100億円突破は時間の問題だ。

大高さんは、
「確実に100億円を超えます」
と断言した上で、こう続けた。


「この作品も、前作の印象が
強いのでしょう。
『トイ・ストーリー3』は
2010年公開で、興収108億円を
記録しました。

内容が圧倒的に良かった。9

年経っても期待値が高いのは
うなずけます」

大人気シリーズのイメージが
強い「トイ・ストーリー」。

しかし実際には、1996年公開の
1作目は配給収入10億円未満、

2000年公開の2作目は34.5億円と、
初めの2作の国内興収は
振るわなかった。

「1作目はアメリカで大ヒットして
期待値がとても高かったのですが、

結果としては(興収は)ひじょうに
厳しかった。

CGアニメーションに対する
認識が、今と全く違ったのです。

『普通のアニメーションじゃない』
ととっつきが悪かったんですね。

得てして、シリーズの1作目の
数字が良くないケースは、
いくつかあります。

『ダイ・ハード』や
『ターミネーター』がそうです」


シリーズとして認知度が
上がってきたところで、
主人公たちおもちゃを
所有する少年が成長し、
居場所をなくした
おもちゃたちの心境が、
日本の観客たちの心を打ち、
3作目にして大ヒットとなった。


「『トイ・ストーリー』は、
シリーズが進むにつれて
興収が伸びる典型です」
(大高さん)


「前作の強さ」に後押しされて
伸びを見せる2作。

では、先を行く
「アラジン」の
ヒットの要因とは?


「ディズニーの
アニメーションの
実写版で、もとのオリジナル
アニメーションの人気と
知名度が高い。

2017年公開の実写版『美女と野獣』
(興収124億円)と、ひじょうに
似た展開になりました。

ヴィジュアルも、中身の良さも、
素晴らしかった。

今の実写の技術力が、
作品のグレードを引き上げている。

オリジナルの知名度と実写の
技術力がマッチして、
幅広い客層の支持を
得たのだと思います」
(同)


オリジナルアニメが公開されたのは、
1992年。

VHSやDVDを見て親しんだ人も
多い名作だ。

ヒロインの王女・ジャスミンや、
ランプの精・ジーニーといった
メインキャラクターは
強い人気を誇り、
劇中歌
「ホール・ニュー・ワールド」は
ディズニー作品のなかでも
名曲として知られる。 


「魔法のランプの存在、
ジーニーとのやりとり、
王妃をめぐる争い……。

話の展開もわかりやすくて、
おもしろいですよね。

加えて、ジーニー役の
ウィル・スミスが非常に
マッチしています。

コメディータッチで
飽きさせない」
(同)


吹き替え版のキャスト配置も
功を奏した。

ジーニーの吹き替えを務めたのは、
ベテラン声優の山寺宏一。

オリジナルのアニメーションでも
吹き替えを担当したジーニーを、
「声優人生の大きな転機と
なった大切な役」と語る。

「山ちゃんのジーニー」を
求めて吹き替え版を見た人も
多いだろう。


「昔は『オリジナルを見たい』
と字幕が好まれましたが、
近年は吹き替えが人気です。

それは、アニメーションに
声が合っていたり、
あるいはミュージカルで
歌を歌えたりという点で、

プロの声優が演じることが
多いからでしょう。

“わかりやすい”映画を
求めて吹き替えは支持する
層が増えています」
(同)


9年前に興収100億円を突破した
3作は、

「アバター」(156億円)

、「アリス・イン・ワンダーランド」
(118億円)、

「トイ・ストーリー3」の
いずれも洋画だった。

大高さんは、
「当時よりも今年のほうが
作品の強さで結果が出ている」
と語る。


「2010年は“3D元年”です。

『アバター』を筆頭に単価の
高い3D鑑賞が広まり、
興収が増えました。

今年のほうが作品の力に
よって興収が上がった、
いわば“本当の100億”と
言えるでしょう」


まれに見る傑作ぞろいの
映画館。あなたはもう
3作すべて見ましたか?

(本誌 緒方麦)

※週刊朝日オンライン限定記事


AERA dot.9/1(日) 13:24配信


最終更新:9/1(日) 17:35


https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190901-00000001-sasahi-ent&p=1
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190901-00000001-sasahi-ent&p=2




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